アラサー女が暇を持て余してるブログ

周りの流れに乗れずに独身のアラサー女が暇を潰すブログ。

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高齢母とディズニーランドに行ってきました 〜高齢者と一緒に行くディズニー〜

高齢母と2人でディズニーランドに行ってきました。

実は、母は癌になって、余命半年を宣告されています。
そんな中、「ディズニーランドに行きたい」ということで、急遽行ってきました。

先人たちのブログを見て色々調べてから行ったのだけど、なかなか思い通りには行きませんでした。

いきなりの絶望

まさかの工事中のシンデレラ城
え?シンデレラ城って工事すんの?
シンデレラ城が工事中って結構致命的じゃない?

そう、パークは起伏が少ないというランドを選びました。
シーの方が落ち着いてていいかな、と思っていたのだけど、素人考えですね。
先人たちも書いているけど、やっぱり親って車椅子とか乗りたがらないんですよね。「歩ける」って言って。
車椅子乗ってくれた方がよっぽど安心なのだけど、徒歩で連れ回してしまいました。

そして、重要ポイントは、高齢者は思っているより足が遅いだな、と思いました。

もうね、入場して早々どんどん抜かれる。
早く来た意味どこ?ってくらい抜かれる。
あれ?お母さん、そんなに歩くの遅かった?(涙)
開園と同時にドナルドに会いに行って10分待ちくらいで済むつもりが40分待ちになりました。
さよならデイジー…あなたには…会いに行けない…

その間私はアプリでぷーさんのファストパスの取得とショーの抽選。
締め切り45分前からがグンと当選率が上がるということだったのに見事外れる。
ちなみにこのあともう1個のショーも外れました。
自分の運の無さを呪う。
もっと事前に時間があれば有料のショーレストラン予約したんだけどなぁ。トイストーリーは残っていたんだけど、母はトイストーリーなぞ知らない。

その後、しっかり40分待ってドナルドにめっちゃ可愛がってもらいました。
耳つけてるおばあちゃんなんてそんなにいないので、すごく構ってもらえます。

たまたま見つけた、ものすごい人混みの中に別々にいるチップとデールに駆け寄っていって、一瞬で2匹を従えてきたのまじ凄かった。
ありがとう、チップとデール…

もうね、こっちは我が子を見守る母の気持ちですよ(子供いないけど)。
ドナルドに会おうとミッキーに会おうと自分より母。
ていうか自分どうでもいい。私にもそんな日が来るなんて…


ドナルドの後はパレード。
平日の1回目なので無事に座れました。
母は白雪姫が美しすぎると言って泣いていた…

やっぱりパレード外せない。

パレードで座って休めたのでこのまま乗り物ひとつくらい乗りたかったのですが、お腹が空いたというので早お昼に。
ディズニーっぽいものを食べたかったのだけど、実は意外と少ないですよね…
ホットドックを食べました。
その後は母はもう孫たちへのお土産を買いたくて仕方がなくなってしまったので、お店回りに。
母よ…まだ…午前中やで…
そしてその後はクリスマスツリーと写真を撮ってもらう!と行列に並んで12時になる。
まだ…ひとつも乗り物に乗ってない…!!

でも大丈夫…
なぜならショーが2つとも外れたから…!!
↑しかし実際はそれにも関わらず時間が足りなくなった


白雪姫に泣いていたので、白雪姫と7人の小人へ。
やっと乗り物に乗れた。
次はイッツ・ア・スモールワールド。高齢者は好きなイメージ。
リニューアルしてから初めて乗ったのですが、ディズニーキャラクターが増えててよかったです。

その後、パレード→FPをとっていたぷーさん→休憩。
おやつにワッフル食べようね!と言っていたのですが、20分並びました(母は見える場所で座って待っていました)。
お昼の時間帯はガラガラだったので、お昼とチェンジすればよかったです。


エネルギー補給をしたところで、いざミッキーの家に!!
今までミッキーの家に行ったことなんてなかったけど、今日はミッキーに会わずに帰れるわけがない!!
とはいえ75分待ち。母を75分も立たせておくなんてできない。
そこで使おうと思ったのが合流利用サービス

faq.tokyodisneyresort.jp

ご本人が長時間列に並ぶことが困難な場合、列以外の場所で待機することができます。
(列の途中にあるショーや演出はご覧いただけない場合があります)
ご本人以外のグループの方は列に並んでください。ご本人には乗り場でグループの皆さんと合流できるよう案内します。
症状などにより1人で待つことが難しい場合は、介助者1名も列以外の場所で共に待機することができます。キャストに介助が必要な旨をお申し出ください。
なお、その間にほかの対象施設を利用することはできません。

抗がん剤の影響で当たり前のことができないし、色々忘れちゃうし(ケモブレインといいます。本当にひどくて認知症の外来に行ったほど)、携帯も使えないから一人になんてできないので、私も介助者として待機させてもらおうと思っていました。

が、結論としては、サービスを利用させてもらうことはできませんでした
※「介助者1名も列以外の場所で共に待機することができます」部分です。私が残れば利用させてもらえたかもしれませんが、その選択肢はなかったので。

き、厳し…
「具合が悪くなったら対応するので言ってください」って言われたよ…

既にもう具合は悪いよ。
病気になってから、見た目が年齢よりもだいぶ老けてしまって、どう見てもお祖母ちゃんなので、正直顔パスくらいの勢いで大丈夫かと思っていたけど甘かった。
まぁ、おばあちゃんとはいえ「いい大人なんだから一人で待ってられるでしょ」って思うよなぁ…
それができないんだよなぁ…
でも、「癌で、こうこう具合が悪くて、物事も忘れちゃうのでひとりにできないし」とか本人前に説明するのも悲しくって。
前もって、「このサービスが使えなかったら諦めようね」って言っておいたのですが、母が「大丈夫。並べるよ」っていうので、75分並びました。
先人の「ディズニーは平等だ」っていうブログを読んでいたもので、ああ、本当だなぁ…と思っていたら、まさかの、よりによって私たちの前で合流サービス使った人が入ったんですよ。
3歳くらいの女の子とお母さん。すんごい元気だったよ…お子さん、並べたんじゃない…?もっと小さい子、並んでるよ…
ちょっと、納得いかなかったよ…
まぁ、見た目じゃ分かんないしね…事情があるかもしれないしね…
サービスを使おうと思っている方は色々想定して行った方がいいかもです。

ミッキーはめちゃくちゃ母に構ってくれて、そして私の相手も忘れないという、流石のプロでした。


もう母は疲れ切ってしまったので、休憩がてらフィルハーマジックに行き(老人に好評というブログを見て行ったのだけど、別にー?という感じだった)、ジャングルクルーズ→FPのモンスターズインクとバズ。
モンスターズインクとバズは意味がわからなかったみたいで、途中でピストル置いてしまっていました。失敗…
これなら乗りたがってたウエスタンリバー鉄道に明るいうちに乗るべきだった…蒸気船も乗りたかった…
スティッチとお話しして、「これどうなってるの!?」とかやりたかった…!!
でも、もう疲れてしまったので休憩がてらパレードの場所取りに。
母はもう帰ってもいいって感じになっていたのだけど、あんなに夜のパレード見たがってたし、後悔がないように、と説得しました。
が、やっぱり体力的に厳しかったかな…
あと、クッション持っていけばよかったです。
お尻に脂肪がないから痛いんですよね。


帰りはもうお土産も買っていたからか、ラッシュに巻き込まれることなく帰れました。
若い、ちょっとゴツめで怖そうな感じの男の子が席を譲ってくれて。
もうね、涙が止まらなかったです。バレないように静かに泣いた。
ほんと、人は一人で生きていけないな、と思う日々です。今の私は優しさで生かされています。


相当楽しかったようで、ふとした時に「ディズニーランド楽しかったなぁ」と言います。
ほんと、すごいよ、ディズニーランド。
やはりあそこは夢の国でした。
シーにも行きたいと言っているので、今回の反省点を生かして1月(1年で一番空いているらしい!)に行きたいと思います。

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