ハーレクインって何?という方に一言で説明すると、ハイスペイケメンと必ずハッピーエンドになるラブストーリーです。
![]() ハーレクインオリジナル 2017年 01月号 [雑誌] |
お決まりのラブストーリーでパターン化されているので、繰り返す「またこれか!」感。
しかしそれがいい。
むしろこの型にハマらないと物足りない。
たまにハマらない作品があると損した気分にすらなる。
「この作品はハーレクインではないと思います」というレビューを書きたくなる衝動に駆られる。
そんなハーレクインあるあるいきます。
・ヒーローは例外なくイケメンのお金持ち。
弁護士や社長どころか一国の王子もザラ。
ヒロインは8割方貧しいが、例外なく心が綺麗で美人(磨けば光る)である。
・はじめは反発し合うが、惹かれ合うことは避けられない。
反発する相手からされた突然のキスへのヒロインの感想「嫌じゃなかった」。
そして嫌じゃなかった自分を責める。
ヒーローの感想「彼女も僕と同じ気持ちだったはずだ」
・触れられた箇所は燃えるように熱い。
・ヒロインは地味だが磨けば光る。しかし、その可能性にヒロインは勿論、ヒロインの家族・友人も気がついておらず、ヒーローだけが見抜いている。
・ヒーローは昔、家族もしくはフィアンセに裏切られており、他人もしくは女性を信じていない。
自分に寄ってくる女は、ヒロインを含めみんな金目当てだと思っている。
しかし、ヒロインといると癒される自分に気がつき、金目当ての女なのか自問自答する日々を送る。
・見た目はモテそうなのに処女。事後に「まさか君がバージンだったなんて」「言ったら信じてくれた?」「いや、信じなかっただろうな」の会話を繰り広げる。
・身分違いの恋に落ちる・もしくは子供を望まないヒーローの子を身籠り、ヒーローには内緒で行方をくらます。ヒーローは裏切られたと思いながら1〜2年探し続け、突然訪問してくる(金持ちなので探偵を雇うパターン多し)。
子供がいると分かると「父親の権利」「子供から父親を奪うのか」「私の方が豊かな暮らしをさせてあげられる」の3点を主張する。
なお、子供を望まなかったパターンでも、まるでそんな話が嘘かのように初見から可愛がる。
だいたい初めは他の男の子供だと思い込んで勝手に嫉妬する。
・浮気は勘違い。
というかイザコザは全て勘違い。
嘘には漏れなく騙され、それぞれの弁解には1度では耳を傾けない。
・両想いなのにそうじゃないと思い込み、ヒーローは相手を縛り付けるために弱みを握って契約結婚をする。
ヒロインは優しくされると「○○なのは私のことが好きだから…?そんな訳ないわ。私に復讐をするために契約結婚をしているのよ」などと言う。
結局好きだと告白し、結婚式を挙げてエンディング。
・不妊だと思っていたのに身籠り「奇跡だわ!!」でエンディング。
・失うかもしれないと思って初めて相手のことを愛していると気がつく。
結婚式を挙げてエンディング。
もちろん最後は全部くっつく。
すんごいおもしろい訳ではありませんが、暇つぶしにはいい感じだと思います。
ぜひ一度上記のあるあるをお楽しみください。