前編はこちら
himacco.hatenablog.com
入店して10分。いよいよ相席になった。
あれだけイケメンがあふれていた店内で、我々の席に案内されたのは太ったメガネ中年と痩せたメガネ中年の二人組だった。
出会いはネットらしいが、「そうだろうな」という感じなので驚かない。
私は通路を挟んで先のテーブルを見ていた。
私は知っている。そこに座っている女性は既に2組目の男性と話していることを。
1組目の男性もイケメン2人組で連絡先を交換していた。
そして今座っているのもイケメンである。しかも3人組だ。
ひとりくれ。
店員「それでは、乾杯すると相席スタートになります。私が『相席屋で』と言ったら『かんぱーい!!』と言ってください。行きます。相席屋で!」
みんな「かんぱーい!!」
なんだこれwwww
展開早くてツッこむ隙なし。
乾杯早々私は思った。
「早く帰ってくれないかな…」
いや、ほんとすみません。何様だって思いますよね。
でもさ、どんだけ一緒にいてもどうにもならないし、それなら無駄にチャージ料取られるより早く帰ってもらった方が男性のためにもなると思うんですよね。
win-winですよ!!
なんか、友達は話さないでずっと食べてるし、人見知り芸人の「話せなくて缶の説明読んでる人」みたいな感じで「食べてる人」として過ごすのやめてくれないかなwwwww
ここで私は思い出した。「相席屋に来る女は乞食だった」というブログを。
あー。きっと、乞食になるつもりはなかったのに乞食のふりをした人もいるのだな、と。
話したくないから「食べてる人」として過ごしている女性もいると思います。
おそらく私達の食べっぷりを見て男性は「なんでそんなに食べているのかな…?」と思っていたと思う。
なんなら引いてたと思う。
逆にヤケになって食べまくる男性もいると思いますw
でもさ、大人なんだしそこはちゃんとしようよ!!
とか言いつつあまり会話を盛り上げすぎると帰ってもらえないと思ったので(ほんとすみません)適当に相づちをうって過ごそうとしたんだけど、何を言っているのかよく分からなくて相づちさえうてなかった。
聞こえたら聞こえたで「それ、本当に聞きたい?」というようなことだった。
時計を見ると、30分が近づいていた。30分なんて早いものである。
帰らないのかな?
私は相手が帰ると言ってくれることを期待した。
しかし私の思いは届かなかった。
ここから彼らには500円/10分が課金されていくことになる。
お金を払ってまでこんな地獄にいたいと思うとはなんというマゾ…
これは私達が帰るという選択肢も視野に入れなければならない。
私は飲み物がなくなったので取りに行くことにした。
このドリンクバー及びバイキング形式は素晴らしい。
なぜなら微妙な相手と相席になった際、適度に休憩できるからである。
そして相手ももちろん離席するのでそこでもちょっと休憩できる。
前のテーブルの美男美女は楽しそうにunoをしていた。
飲み物も男性が作ってきてくれていた。
なんという異世界。
斜め前の席なんて意気投合して30分で早々に一緒に店を出た。
なんという異世界(2回目)。
なお、私は次々に相席していってその日は連絡先交換だけのイメージでいたんだけど、そのまま出ていく男女も多い模様です。
たった5分入店時間が違うだけでこんなに違う未来が待っているものだろうか。
そんな異世界を見つつ、我々は結局1時間以上共に過ごした。
私がトイレに行っている間に帰ることで話がまとまったらしく、私が席に座ると男性は「じゃ」と言って去っていった。
あっけない幕引きである。
友人「連絡先聞かれなくてよかったー\(^o^)/いやー、女は怖いね。さっきトイレで女の子ふたり組が『ひどくない?ヤバイよねー』とか話してたんだけど、おまえナメんなよ。うちのテーブル来てみろって思ったわ」
と言った。
本当に女は怖い生き物である。
店員さんは「男性帰られました?おふたりはまだいらっしゃいますか?」と聞いてきた。
私「はい」
こんな不完全燃焼で帰ることはできない。
なぜなら我々は相席屋に直行直帰なのである。
ちなみにこの店内で一番イケメンなのはこの店員である。
10分ほど待つと、男性が来た。
普通だ。ものすごく普通だ。
言っておくが、これは褒め言葉である。
しかし問題は年齢である。明らかに年下だ。
見ず知らずの美人でもない私たちと酒を飲んで年下の男性だけお金を払わせるなんて犯罪である。
友人「おいくつですか…?」
私(え、聞いちゃう?第一声それ?そういやさっきの男性なんて歳も聞いてないわwww)
男性「25です。おいくつですか?」
私(若っ!!!)
友人「30です…も、申し訳ないです…」
私「おふたりはどういうお友達なんですか?」
男性「俺、新潟に住んでるんだけど今東京に来てて。7年ぶりに会ったんだ」
それでここに来ちゃうの?
前編でも言ったが、私は真剣である。
関東圏の方、もっと言うと一都三県の方との出会いを求めている。
いくら私が飢えていても新潟は守備範囲外である。
更には7年ぶりに会った友人と積もる話は無いのだろうか…
まぁネタとして来てみたい気持ちも分かるけどね…
25歳の君たちには希望があるよね…(遠い目)
友人「お仕事は何をされてるんですか?」
新潟「俺はね、何もしてないね」
ええー正直に言っちゃう?
バレないんだから嘘つけばいいのにwww
いや、嘘つかない方がいい人ですよね。ほら!(自宅)警備員とかサ☆
こっちとしちゃ25歳の新潟県に住んでる方とどうこうなろうと思ってないからいいけどさwww
ダメだ。私、10年東京にいて心が汚れてしまった。
新潟君達はまじめ過ぎずチャラ過ぎずなとてもいい青年たちで、楽しく話すことができた。
が、新潟君は20分を経過したころからそわそわし始めた。
「今、何分経ったかな?」
明らかにお会計きにしてるー
アラサーが調子乗ってすみませんwwww
「ここ出てどっか行かない?」
そっちかー!
正直に言おう。私は真剣なので、ここは見送ってもうひと組会いたい。
年下の新潟県在住とこの先は無い。
友人「私はどっちでもいいよ。こっち(私)に聞いて」
新潟「どっちでもいいなら行きましょう」
まさかの4歳年下のニートに連れ出された。
友人曰く、「後腐れなくていいじゃん」とのことであった。
やはり真剣に出会いを探す所じゃなさそうだよ、相席屋。
ていうかまず友人からして想いが違うからな…
相席屋に耐えうる強い心を持った友人を選んだのが間違いだったかもしれないw
私たちはお会計を済ませ(女性はもちろん0円でしたw)、ダーツBARへ行った。
終電まで一緒に遊び、そこでも1万円奢ってもらった。
ニートなのに…
おばちゃんの方がたぶんお金持ってるのに…
帰りにエレベーターの開閉してたら、後ろから扉を押さえて「降りなよ」って言われてキュンとしたwww
そして駅まで送ってくれて、
「ああいうところにはあんまり行かない方がいいよ。俺らだったから良かったけど、よからぬことを考えてる男もいるから。」
と言われた。
アラサーが25歳に諭されて帰ってきましたwww
ちょいちょいキュンとさせてくれたしよい青年たちであった。
まとめ
- (私が行った日の)相席屋新宿東口店はレベルが高かった。
- 相手は運次第
- そのまま飲みに行く人もいる
- 容姿レベルが高い人は、多分ネタか遊びだと思った(勝手に推測w)
↑女性は服装で本気かタダ飯食べに来ているのか判断できると思いますw
男性のかっこいい集団は多分新潟君が言う「よからぬことを考えてる男」だと思います。
だってあの容姿で必要ないもん、相席屋。
- 女性は本当に0円
結構楽しかったのでまた行くかもですw