友人が以前から気になっていたとのことで、渋谷にある外国人執事喫茶バトラーズカフェに行ってきた。
どんなところかと言ったら店名のまんまなんだけど、公式サイトから引用すると
各国のバトラーズユニバーシティを優秀な成績で卒業した精鋭達が、日本のプリンセスの笑顔を見る為、バトラーズキャッスルに集まりました。
鳥達がさえずる静かな森の奥深く、美しい湖を望む場所にバトラーズキャッスルは佇んでいます。
「プリンセス達をもっと元気に、そして幸せな気持ちになってもらいたい。」これがバトラー達の一番の願い。
現代に、アクティブに生きるプリンセス達も時にはリラックスや癒しが必要。
バトラーズキャッスルからの唯一の通り路を抜けて、彼等はバトラーズカフェで給仕しています。
あなたの笑顔をもっと輝かせる"秘密"を持って。
ってことらしい。
※野暮なことを言うようだが、実際は静かな森の奥深くのキャッスルではなく、都心のビルの5階である。
アラサーがこんなところに行くのは何かを失う気もするが、とりあえず行ってみてヤバそうだったら帰ろう、ということにした。
が、店内を覗いたところ、早々にバトラーに発見されて逃げ道を失った。
【速報】3人ともイケメンである【重要】
バトラーに発見されなくても入店したと思われる。
我々歓喜。
バトラーに誘われて席に着くと、バトラーの自己紹介(フランス人だった)と、店内でのルール等を説明された。
メニューのオーダーなど、バトラーを呼ぶ際にはテーブルに置かれたベルを鳴らさなければならないという。
トイレもひとりで行ってはいけないし、荷物も自分で持ってはいけない。
なぜなら我々はプリンセスだからである。
ちなみにバトラーの国籍は様々で、ドイツ人やイタリア人もいて、会話はみんな英語である。
芸人のヒロミ似の日本人もいたが、おそらく執事長(つまりは店長)であろう。
折角なので外国人執事と会話したいと思うであろうが、ヒロミだけは日本語で話してくれるので我々の安らぎとなった。
プリンセスな我々はティータイム。
デザートを頼むことにした。
どれも1,000円しない感じで、お値段はなかなかリーズナブルであった。
もっと巻き上げてもやっていけるだろうに、さすがは紳士。
利益とかそんなことではなくプリンセスに癒しを与えるのが目的なのである。
さて。オーダーするということは、我々はバトラーを呼ばなければならない。
バトラーを呼ぶということは例のアイテムを使わなければならない。
我々はどちらがベルを鳴らすか目配せをし、権限は私に与えられた。
「チリンチリーン」
バトラー「Yes!My princess!!」
マ w ジ w か www
店内の全員の視線を浴びた。
我々の専属バトラーがきてオーダーを聞いてくれ、運ばれてくるまでの間、脇にひざまづいてお話しをしてくれた。
※英語
正直会話は盛り上がらなかったが、それでこそプリンセスのような気もしてくる。
しばらくしてデザートが運ばれてくると、
ティアラを頭にのせられた。
なぜなら我々はプリンセスだからである。
笑いが込み上げてくるが堪える。
なぁに、プリンセスなのだから珍しいことではない。
※全員必須
カップは紅茶を注ぐとハート形に。
デザートのプレートには「princess 名前」と書かれている。
なかなかプリンセスっぽいし、美味しいデザートだった。
しばらくすると店内が暗くなり、いきなりバトラーたちが
「シンデレーラ!?シンデレーラ!?」
「シンデレーラ!?シンデレーラ!?」
と騒ぎ始めた。
どうやらシンデレラを探しているらしい。
いきなりの子芝居に私爆笑。
しばらくウロウロした後、バトラーは無事「Oh!シンデレーラ!!」とシンデレラを発見していた。
正直「シンデレラ、私かな…?」という考えが頭をかすめたが、そこはシビアであり、別料金を払ったプリンセスがシンデレラだった。
このイベントはかなり衝撃だったので、同席できてラッキーだった。
その後トイレに行くのにベルをならしてエスコートしてもらったりもして、盛りだくさんで楽しかったです。
執事長ヒロミいわく、英会話のレッスンがわりに気軽に来る人もいるのだそう(恥ずかしさを誤魔化す口実の可能性は否めず)。
友達の誕生日パーティーとかにもいいと思います!